ストレスで子供がわがまま・癇癪に、生活スタイル改善でケア

ストレスで子供がわがまま・癇癪に、生活スタイル改善でケア

最近子供が言うことを聞かない……
子供のわがままに振り回されている気がする……

あなたは今、このような悩みを抱えていませんか?
幼児期は「イヤイヤ期」と呼ばれる第一反抗期に突入する時期です。このイヤイヤ期~小学校低学年くらいにかけては、特に子供が思い通りにならないことに、親が憤りを感じやすい時期です。

もしかしたら子供の癇癪やわがままは、子供にストレスが溜まっている、もしくは疲れているときなのかも。一度お子さんの周りの環境や心に注目してみると、その悩みが軽減されることがあります。

子供が最近疲れてる?癇癪やわがままが強くなるとき

子供が疲れやストレスを抱えやすいときとは、どんなときなのでしょうか?ここで挙げるのは一例ですが、自分の家庭や子供の状況に置き換えて考えてみてください。

1.環境の変化があった

子供は環境の変化に敏感に反応します。例えばこのようなケースが考えられます。

・引越し
・母親の妊娠
・入園や入学
・進級
・習い事を始めたとき

家族や親子にとって喜ばしい環境の変化であっても、生活のリズムや今までのルーティンが崩れることで、子供は多少なりとも動揺します。
それが、子供も親も気付かないうちに「ストレス」や「疲れ」となって、心身に蓄積していることがあります。

2.体調の変化

子供はしょっちゅう体調を崩すものですが、体調の安定性もその子供によって違います。気圧によって頭痛が起こりやすい子、胃腸が弱い子、朝が苦手な子、疲れが溜まってなんとなく元気が出ないなど……
「子供はいつもで元気なもの!」と思い込みがちですが、子供によってはささいな体調の変化に対し、敏感に反応することもあります。しかし、その一方で日常生活は変わりなく流れていくため、ことあるごとに癇癪を起したり不機嫌になったりする場合があるのです。

3.幼稚園・保育園、お友達関係の悩み

お友達関係でのトラブルや、ちょっとした気がかりも、子供にとってストレスになっていることがあります。幼稚園や小学校などでは、親や先生の目の行き届かない場所で、子供だけのやり取りが繰り広げられています。

大人のように「〇〇君の〇〇なところが嫌!」とはっきり説明したり、口に出したりすることができず、そのストレスが家庭でのわがままや癇癪・不機嫌につながっていることも否定できません。また、自分の気持ちを表現するのが苦手な子、お友達関係ではいつも我慢して飲み込んでしまう子など、その子供の性格によってストレスの表れ方には個人差がとても大きいことも理解しておきましょう。

また幼稚園で苦手な活動があることや、運動会・発表会などの大きな行事に向けての練習も、体と心の負担になりやすいです。いつもと違う活動が始まったときには、親御さんが家でしっかりと心と体力回復のケアをしてあげることが必要ですね。

4.親自身が疲れているとき

子供は、親の感情や気分に左右されやすいです。よく「ママが子育ての不安を抱えていると、子供も不安になるよ」といわれることがありますよね。
親自身がストレスを溜めてイライラしていたり、何か心配ごとがあったり、疲労感たっぷりで育児をしていることで、子供も疲れたり気分が滅入ったりするのです。

もちろん、育児や家事は一筋縄ではいかない大変なことばかりです。どんな親も多少の疲れやストレスを抱えながら育児をしています。無理をしすぎていないか、ストレスを我慢して子供に接していないかを今一度振り返ってみることも必要ですね。

5.親とのふれあいが足りず欲求不満になっている

親御さんが仕事に家事にと忙しく、子供とのふれあいの時間が少なくなっていることも原因しているかもしれません。忙しいとどうしても「ちょっとまってて!」「後にして!」と言って、やらなければならない幼児を優先してしまいがちですよね。
親御さんが「やるべきこと」で頭がいっぱいになっていることで、子供は「もっと自分を見てほしい!」と欲求不満になっている可能性も。

子供はストレートに「ママ、寂しいよ」と気持ちを分かりやすく表現できないことが大半です。わがままを言ったり、わざと親を困らせるようなことをして注意を引こうとしたりする場合があるのです。

子供は感受性が強い!ストレスと疲労のケアを見直して

子供は大人が思っている以上に、強い感受性をもっています。親の見えないところや気付かないところで、心や体が消耗している場合があるのです。

特に環境の変化があったときは、親も様々な手続きや準備に追われて忙しくしているもの。子供の小さな心境の変化や、心の動揺に気付かないこともあるでしょう。
見逃していたことがあっても、気付いたときに対処すれば大丈夫です。子供の安全基地をしっかりと確保して、親御さん自身もストレスを溜めすぎない環境に身を置けると理想的ですね。

子が疲れてる際の対処とポイント

子供の癇癪やわがままは、目に見えないストレスや体の疲労が関係している場合があります。自分の子供が、以前よりも感情コントロールができなくなったと感じているときは、あれこれと口出ししたり、否定的に叱ったりすると逆効果。
なるべくリラックスさせたり、気持ちを落ち着けたりするケアを心掛けてみましょう。

子供が疲れてるな、と思ったとき見直したいポイントは?

ストレスや疲労によって子供の癇癪がひどくなっているときは、以下のようなことに注意してみましょう。親の心の持ちようを変えるだけで、子供が驚くほど伸び伸びと変化することがあります。

1.子供は〇〇すべき! をやめる

子供に対して「〇〇しなさい!」「〇〇でなければだめ!」という教育を少し緩めてみましょう。大人でもストレスが溜まったり疲れたりしたときは、朝から布団にもぐりこんで一日中寝たいとか、甘いお菓子を食べたい、お酒を飲んでストレス発散したいなどと思うものです。
毎日のことではなく、たまにだったらいつも食べないお菓子をあげてもいいし、数日幼稚園を休んでゆっくりと好きに過ごしてもOK。

・わがままがひどくなるのでは?
・休み癖がつくのでは?
・忍耐力のない子に育つのでは?

このように心配になる気持ちもわかりますが、ひとまず子供にも「リフレッシュ」や「気持ちの切り替え」ができる環境を作りましょう。また、親御さん自身が「親は〇〇であるべき」「親として〇〇しなきゃ!」と意気込むことをやめましょう。
一緒にダラダラしたり、ワクワクするようなことをしたりして、子供と一緒に休んでのんびりしてみてください。

2. なるべく予定を入れずにゆっくりと過ごす

子供が疲れてると感じたときは、休日も無理にお出かけの予定を入れず、お子さんと家族のペースで過ごしましょう。
一般的に「休みの日はみんなで楽しくお出かけする」というルーティンが出来上がっていることがよくあります。リフレッシュやストレス発散は、どこか楽しい場所にでかけることだと思い込んでいるケースはとても多いです。

しかし、そのお出かけは逆に子供を疲れさせたり、疲労回復を妨げたりする原因になっていることも。子供のわがままや癇癪は「心理的SOS」だと把握して、スケジュールの調整や過ごし方の工夫をしてみましょう。

また、お友達同士での遊びの約束などに無理に応じないことも必要です。子供は友達に「遊ぼう」と言われると遊びたくなるものですが、疲れているときやストレスが溜まっているときはお友達同士のトラブルや喧嘩も増えます。家族だけでゆったり、自由に過ごす時間を確保してみてくださいね。

3.子供の様子を紙に書き出して可視化する

子供のストレスの原因がわからないときは、紙に書いて可視化するのがおすすめです。

・いつ
・どこで
・何を言った
・どう感じた

子供の様子と、親御さんの感じたことを思うままに書いてみましょう。文章が苦手な人は、箇条書きでもなんでもOKです。形式を問わず、状況や感情を整理するために書き出すことが大事なのです。

これは「エクスプレッシブ・ライティング」という心理療法にも取り入れられている方法です。特に、悩みやすく考え込んでしまいがちな親御さんにおすすめです。育児日記は、赤ちゃんのころの授乳や睡眠、成長の記録によく使われていますよね。もちろん赤ちゃん期の育児日記も大事ですが、2歳以降の精神的な発達が見られる時期にこそ、育児の記録付けを実践してほしいです。

4.親も子供も一緒に楽しめることをする

子供は、何といっても親子の触れ合いの時間を求めています。家事や仕事、その他色々な用事で忙しく、なかなかたっぷりの親子時間をもつ気になれないこともあるでしょう。
そんな時は、親も子も一緒に楽しめることを探してみてください。

・親御さんが小さいときに見たアニメや映画を観る
・たまには1日家事をお休みして、お子さんとゴロゴロする
・枕投げやお相撲など、体を使って本気で遊ぶ
・ゲームに熱中する

このように、どんなことでもいいので「親も一緒にリラックスしたり、笑ったりする時間」を作ってみましょう。その日は他の家事や用事をお休みして、ちょっとダメなことをしたっていいのです。一緒に笑えるなら、その内容がテレビゲームやYoutubeだっていいのです。親が心からリラックスした様子を見せると、子供もリラックスして、心が晴れていきます。

子供のストレスや疲労は、家族みんなで解消しよう!

子供の目に見えにくいストレスや疲労を解消するには、やはり家族全員の気持ちや行動が合致していることが理想です。
休養をとることや、親の「素」の姿を見せることが、実は効果的なのです。癇癪やわがままは「なんでなの!?」「いいかげんにして!」と熱量が高まりやすいですよね。そんなときこそ「まぁいいか」「もうやーめた!」という、大雑把な対応にチェンジしてみてはいかがでしょうか。

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