子どもの学び・教育

サマーキャンプに参加して感じる、子どもの成長5つ

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この記事を書いた人
chi93さん【育児コラムライター】

教育大卒で小学校・中学校・高校の教員免許を持っている、元小学校教員。現在は5歳の娘と3歳の息子をもつママさんライター。子供の教育・成長・発達といった情報を発信しています。「初等教育(小学校教育)」と「音楽」を専門分野としており、子育ての悩みを抱えるお母さん達へ、実践的な育児・教育方法をご紹介しています。

近年、夏休み中に開催される「サマーキャンプ」の人気が高まっています。共働き家庭における子どもの居場所として、また、普段はできない自然体験を求めて、多くの子どもがサマーキャンプに参加します。
子どもはサマーキャンプに参加することで大きく成長し、ママを驚かせるでしょう。今回は、サマーキャンプに参加して感じる子どもの成長を5つ紹介します。

▼子供の外遊びやキャンプでの成長

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サマーキャンプって、どんなことをするの?

各自治体や旅行会社、NPO法人などが主催するサマーキャンプは、子どもたちを主体にした活動プログラムが組まれています。屋外での炊事やテント設営、テント泊はもちろん、川遊びや魚釣り、登山や星空観察など、プログラムの内容はキャンプによって様々です。また期間も、日帰り、2泊3日、1週間など、子どもの成長段階に応じて選ぶことができます。価格は2泊3日でおよそ25,000円~で、プログラムの内容によって異なります。現地集合・現地解散だけでなく、最寄りの駅まで送迎がある場合、毎日の活動報告がメールで届く場合、事前にミーティングがある場合など、主催団体によって特色が異なります。子どもの興味関心や保護者の負担とも相談しながら、参加するキャンプを決定してください。

自然の美しさや怖さを感じる

サマーキャンプ最大の魅力は、自然の中で生活ができることでしょう。普段、コンビニやスーパー、車や自転車に囲まれた便利な生活を送っているからこそ、自然の中で生活をする不自由さを新鮮に感じることができます。さらに山や川へ行けば、空気のおいしさや空の美しさ、緑の鮮やかさを全身で感じることができるでしょう。また、タイミングによっては悪天候に遭遇することがあるかもしれません。屋根と壁でしっかりと守られた家で過ごす時間と違い、自分たちで建てたテントで過ごす一夜はどう感じられるでしょうか。自然の美しさはもちろん、怖さを体験するよい機会となります。

好奇心や探究心を育てる

サマーキャンプに参加する前、子どもたちはもしかしたら「ゲームもスマホもないのにどうやって遊ぶんだろう」と思っているかもしれません。キャンプの期間が長くなればなるほど、その思いは強くなるでしょう。ところが、キャンプを指導してくれるリーダーは、様々なプログラムを用意してくれています。一見なにもないように思える自然の中には、名前も知らないたくさんの草木や花、様々な色合いの石や砂、数多くの昆虫や虫が生きています。普段気にも留めないような景色から、子どもの好奇心や探究心を引き出してくれるでしょう。

自立心を養う

親元を離れて生活するサマーキャンプは、子どもの自立心を養ってくれます。自分から行動しなければ、寝る場所や食べるものも得られませんから、子ども自身もやる気になっているはずです。また、持ち物の用意は子ども自身にさせるのがおすすめです。自分で「どこになにを入れたのかを把握する」必要がありますし、「持ち物を全部入れるための工夫」「取り出しやすい収納の工夫」「忘れ物チェック」など、考えなければならないことがたくさんあります。キャンプへの気持ち作りになることはもちろん、自立への第一歩となるでしょう。
また、サマーキャンプ中に起こった問題は、自分の力で解決しなければなりません。普段は両親や先生が困りごとに気付いて声をかけてくれるかもしれませんが、キャンプ中はそうはいきません。自分自身で解決する、または誰かに助けを求めるなど、問題解決能力を身に付ける機会となります。

仲間と協力する気持ちを育てる

サマーキャンプでは、数人のチームを組んで活動を行うことが多いです。初対面で、性別や年齢の異なる仲間と一緒に活動することは、最初は子どもにとってストレスとなるかもしれません。しかし、名前を呼び合い、声をかけ合い、時には意見を対立させたり喧嘩したりすることで、コミュニケーション能力を身に付けることができます。特にキャンプ中は、テントの設営や火起こしなど、仲間との協力が必要なプログラムがたくさんあります。初めて経験するプログラムに取り組んだり、発生した問題を解決したりすることを通して、仲間と協力する大切さに気付くことができるでしょう。

準備やアフターケアをしっかりして、充実したサマーキャンプを

以上、サマーキャンプに参加して感じる子どもの成長5つを紹介しました。
サマーキャンプに参加するには、準備やアフターケアが大切です。特に、キャンプから帰ってきた子どもからは、頑張ったことや辛かったこと、楽しかったことなどの話をたくさん聞き、思い出を共有するようにしましょう。その後、子どもから感じる成長を言葉にして伝えることで、子ども自身の満足感や達成感をより高めることができます。
たっぷりと時間がある夏休みだからこそできるサマーキャンプ体験を通して、子どもがもつ「生きる力」を刺激してみませんか?

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