体力だけじゃない!外遊びで子どもに身につく力4つ

体力だけじゃない!外遊びで子どもに身につく力4つ

小さな頃は外で遊ぶのが大好きだったのに、いつからか遊ばなくなってしまいます。それどころか、小さな頃から「外遊びをする時間がない」という子どもも少なくありません。子どもは、外遊びからなにを学んでいるのでしょうか。体力がつくだけではない、外遊びで子どもに身につく力を4つ紹介します。

▼子供の外遊びやキャンプでの成長

少なくなる子供の外遊び

昔は学校から帰ってくるや否や家から飛び出し、暗くなるまで公園で遊ぶ…そんな光景が普通にありましたが、今はそうではありません。子どもも習い事をしていることが普通で、たまにある休みも友だちの休みと曜日が合わないから遊べない、結局家でゲームをしたり動画を見たりしてしまっているのではないでしょうか。また、今はスマホを使うことで、直接会わなくても友だちとやり取りすることが可能です。外遊びをしたいと思える動機が減っているのかもしれません。
ところが近年、外遊び時間が減ることによって、子どもの体力低下が問題視されるようになってきました。子どもの体力をつけるためには、学校の体育だけでは不十分です。子どもだからこそできる外遊びを通して、生涯に影響を与える体力をつける必要があります。次項からは、外遊びで子どもに身につく力を紹介します。

体力がつく

前項で紹介した通り、外遊びによって体力向上の効果が期待できます。強制された運動ではなく、自分の好きなように体を動かしていいため、長時間疲れ知らずで遊ぶ子どもも多いでしょう。外遊びで体をしっかり動かすと、夜ぐっすり眠れる効果もあります。勉強で頭を使うだけでは夜更かししてしまったり朝起きられなくなったりしますが、体も疲れさせることで早寝早起きを習慣付けることができるでしょう。
また、遊びの内容によっては「走る」「跳ぶ」「投げる」など、体の動かし方を知ることもできます。運動神経は、繰り返し刺激を加えることで発達していきます。小さい頃にたくさん外遊びをした子どもは、いわゆる「運動神経がいい」子どもへと成長する可能性が高くなります。

チャレンジ精神が育まれる

公園には異年齢の子どもが集まっているため、できる遊びがそれぞれ異なります。小さい子どもほど大きい子どもに憧れ、「同じ遊びがしたい!」と感じるでしょう。このように友だちやお兄さん、お姉さんから刺激を受けることで、新しい遊びへのチャレンジ精神が育まれます。怖くてできないと思っていたことに挑戦してみたり、難しいアスレチックに挑戦してみたりすることはとても大切です。たとえその日はできなかったとしても、繰り返し挑戦することで、粘り強さも身につきます。
また、外遊びを通して「危険」と「安全」を知ることができます。「濡れた地面は滑ってこけやすい」「葉っぱで手を切ることがある」「このくらいの高さからなら、飛び降りても大丈夫」など、危険予測や状況判断ができるようになるでしょう。この感覚は大人になっても大切で、日々を安全に過ごすための力になってくれます。

発想力が身につく

ボールや遊具がなければ外遊びができない、なんていうことはありません。子どもは自由な発想をもっています。公園の隅に咲いた花、落ちている石ころや小枝、木の実などを見つけるでしょう。とにかく収集して見せ合ったり、地面にお絵かきをしたり、お店屋さんごっこを始めたり。何もない公園だからこそ、発想力が鍛えられることもあります。
近年の子どもは勉強や習い事で忙しく、自分の発想力を活かした遊びをする時間があまりありません。限られた物しかない場所で自由に遊ぶ、ということそのものが難しくなっているのです。たまには自由な外遊びを通して、子どもの発想力を鍛えましょう。

コミュニケーション能力が養われる

公園に同年代の子どもがいれば、自然と一緒に遊び始めることがあります。名前も知らない友だちと遊ぶことに初めは戸惑いもあるかもしれませんが、すぐに仲良く遊べるようになるでしょう。さらに、「鬼ごっこ」や「ごっこ遊び」を始めれば、そこにはルールや決まりが生まれます。自分勝手な振る舞いをしていては友だちは楽しくない、順番を守って遊ばなければいけない、ということを体で学ぶことができるでしょう。時には小さな喧嘩が起きても構いません。特に、相手のお母さんもよく知る人であれば、ケガをしない程度の喧嘩なら少し様子を見守ってみましょう。小さな喧嘩と仲直りを繰り返すことで、コミュニケーション能力や社会性、協調性を身につけることができます。

外遊びだって学びのひとつ

以上、外遊びで子どもに身につく力を4つ紹介しました。
勉強や習い事はもちろん子どものためになりますし、そこでしかできない経験をさせてくれます。ところが、それと同じように、子どもは外遊びからも多くの学びを得ています。ただの時間つぶしではない「外遊びからの学び」を、今一度見直してみてください。