子どもの学び・教育

KAPLA®(カプラ)ブロックは「1歳~小学校」まで遊べる積み木のような知育玩具!

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この記事を書いた人
いしみほ さん【育児コラムライター】

社会福祉学を専攻し、保育士・幼稚園教諭の資格を持つ育児コラムライター。社会福祉学部では「家庭環境ごとの子どもへの支援の必要性」や「北欧各国の福祉と教育」を学んだ知見を活かしコラムを執筆。2人のお子さんを育てながら、執筆の他にハンドメイド作家(タティングレース、イヤリングなど)としても活動中。

最近保育園や幼稚園、児童館などでよく見かけるようになった「KAPLA®ブロック」。他の積み木にはない建築的で美しい作品ができあがるKAPLA®ブロックは保育士の視点から見てもおすすめの知育玩具です。

対象年齢は10ヶ月からと早い時期から遊べて、小学校になっても夢中になれるKAPLA®ブロックは長く使える玩具としてもじわじわ人気が出ています。

ですが、知育玩具としてはメジャーではないカプラの素朴な疑問をお持ちの方も多いと思います。

「子供が欲しいというけどどれを買えばいいの?」
「プレゼントとして買うならどれがおすすめ?」
「年齢が変わっても本当に遊べるの?」

今回は保育士で実際に子どもにカプラを購入した私が、おすすめの商品と年齢別の遊び方などを徹底解説させて頂きます。

「KAPLA®ブロック」はフランス生まれの「魔法の板」

「KAPLA®ブロック」はフランス生まれの木製ブロックです。たった一種類の板を積み重ねていくだけで、豊かな表現が可能で欧米では「魔法の板」と呼ばれています。

他の積み木と違う建築的で美しい作品が際立つKAPLA®ブロックは、1987年発表されてから世界各国で様々な玩具賞を受賞しています。

お城を作る過程で生まれたKAPLA®ブロック

ここで、KAPLA®ブロックが生まれた過程というのがとても面白いのでご紹介させて頂きます。

考案者のトム・ブリューゲンは幼少期から「お城に住む」という夢を持っていました。

そして、トムは実際に18年という歳月をかけて、設計、石積み、内装までたった一人で手がけて自分の城を作り上げました。

その過程でトムは積み木やブロックを使って城の模型を作ったのですが、自分が思い描く城の模型ができませんでした。そこで板を色々な形に切って試行錯誤を重ねることになったのです。

そして、トムは18年間研究を重ね「1:3:15」という比率の板があれば床も柱も屋根も思いのままに作れることを発見し、これがKAPLA®ブロックの原型となりました。

積み方がわかってくると、大きな作品も作ることが可能。

KAPLA®ブロックは子供用の玩具として開発されたものではなく、お城を作るために生み出された模型用の積み木なのです。

まるで本物の建物を作っているような美しい作品ができるのはこうした背景が関係しています。

KAPLA®ブロックの対象年齢と知育効果

カプラは子供でもつかみやすいサイズ。とても遊びやすい。

KAPLA®ブロック(以下カプラ)の対象年齢は10ヶ月以上となっています。知育玩具としては一般家庭にはあまり普及していませんが、保育園や幼稚園、児童館などで多く取り入れられています。その知育効果は以下のようなものが期待できます。

(1)空間認知能力

カプラで遊ぶことで様々な角度から自分の作品を見ることで、空間認知能力を身につけることを期待できます。

空間認知能力がなぜ大切かというと、空間認知能力は運動面でも学習面でも重要な役割を担っているからです。

例えば、バスケットなどの球技をする場合、ボールが自分からどのくらいの距離があってどのくらいのスピードで来るか把握しないと上手くパスを受けることができません。相手プレイヤーがコートのどのあたりにいるのかを把握することも大切です。

また、学習面では図形の理解をするにも役立ちます。板をどのように並べれば三角や四角になるのか、方向が違うとどのように見えるのか自分の頭で考えることができれば、算数などの理解にも役立ちます。

(2)創造力

カプラは一般的な積み木よりも創造力を身につけることが期待できます。なぜなら、カプラはたった一種類シンプルな形しかないので子どもに工夫することが問われるからです。

例えば、一般的な積み木なら四角のものに三角を載せれば家のようになりますが、カプラは上に積み重ねるだけでは三角屋根の家にはなりません。「屋根を三角にするにはどうしたらいいかな」と考えなくてはいけないのです。

また、カプラは他の知育ブロックのように連結する必要がないので「ここはやっぱりこうしたい!」という気持ちになったら子どもが自分の手で壊して、新しい工夫を加えることができます。

完成形をイメージしながら、子ども自身で試行錯誤する時間が増えるので創造力が豊かになるのです。

(3)集中力と忍耐力

カプラは集中力と忍耐力を身につけることにも一役買ってくれます。

一般的な積み木は3つも積み上げれば作品になるものが多いですが、カプラは1枚2枚を積み上げただけでは面白い作品が作れないからです。

作品を作るまでに長い時間を要するため、一定時間集中して手元を動かすことが求められるので集中力と忍耐力が養われ易くなります。

(4)協調性

カプラは保育園や幼稚園など子どもが多数集まる施設でもよく見かけます。これは、友達と協力しより大きな作品を作り上げる機会が設けられるからです。

例えば「カプラで一緒にキリンを作ろう」と2人の子供が遊び始めると、互いに相談し情報を共有しながら作りあげることが必要です。

キリンに対するイメージがずれると作品の完成できなくなるため「キリンってもっと首長いよね」「足ってこんなんだったっけ?」と色々やり取りが必要になります。

互いの情報を共有し、一つのものを作り上げることは協調性を育む上でとても大切です。

また、カプラはシンプルな形なので子供同士で取り合いになりにくいというメリットもあります。兄弟が多いご家庭でも取り合いになりにくく、互いに協力して一つの作品作りをしやすいのです。

KAPLA®ブロックの商品一覧

カプラのラインナップは大きく分けて木の色を活かした「白木シリーズ」「カラーシリーズ」の2種類があります。簡単に言うと色が付いているかいないかの違いですね。

KAPLA白木シリーズ

KAPLAカラーシリーズ

初めてKAPLA®ブロックを買うなら「KAPLA®200J」がおすすめ

私がおすすめしたいのは白木シリーズの「KAPLA®200J」です。1人~2人で遊ぶのにちょうどいい200枚が入っています。

(「J」というのは日本仕様にパッケージされているものになります。日本正規品という事になります。)

同シリーズのKAPLA®100Jは100枚しか入っていないのでお試しとしてはいいかもしれませんが、カプラならではの大き目の作品を作るには不向きです。

KAPLA®280Jも悪くはないのですが、価格が1万5000円を超えてくるので子供のおもちゃとしては個人的には高いと感じました。

ちなみにKAPLA®1000Jは1000枚入りなので保育園や幼稚園ならおすすめですが、単純に重くて動かすのも重労働ですし、一般家庭には不向きです(笑)

クリスマスや誕生日にも贈りやすい1万円を切る価格帯で、兄弟2人くらいならやはり「KAPLA®200J」がおすすめです。

カプラジャパン正規輸入品。カプラジャパン製遊び方ガイドブック「KAPLAのまほう」付き(日本語仕様)

KAPLA®ブロックにはまったらカラーシリーズを買い足しても

カプラにお子さんがはまって、色々なものを作るようになったら色のついたカラーシリーズを買い足すと遊びの幅も広がります。

カラーシリーズを買い足すのなら KAPLA® オクトカラー 」を選ぶと8色のカラーを楽しめるのでお得です。

ただ「KAPLA® カラー40」ですと1色40枚で3000円なので、2色以下で安くカラーシリーズを導入したいならこちらの方がお財布には優しいです。

もちろん、カラーを買うことにこだわらずに白木シリーズを買い足して遊びの幅を広げていくのも面白いので、追加の数や種類はお子さんの様子を見ながら検討していってください。

1歳~3歳まで成長段階でみるカプラの遊び方

我が家では娘が1歳半のクリスマスにカプラを贈りました。年齢によって色んな遊び方があったので、参考までではありますがご紹介させて頂きます。

1歳はカプラを使ったごっこ遊び

カプラを使ってごっこ遊びをよくしていました。

板を電話に見立てて「もしもし」と真似をしたり、お菓子という設定でおままごとに使ったりしました。

この時期は基本的には大人が作ったものを壊すことを楽しむことが多かったです。高く積んだ作品の周りをくるくる回ったり、倒したりして大はしゃぎしていました。

2歳はカプラを並べたり、積んだりすることに夢中

高く積み上げるというよりは横に並べて遊ぶことからスタートしました。カプラを並べて道のようなものを作り、板を倒さないようにして歩くなど迷路遊びのようなこともしました。

この頃から少しずつ板を積み上げて高さのある作品を作るようになってきました。集中力が続く時は伸長よりも高く積み上げることもありました。

3歳は集中力がアップし、大きな作品にランクアップ

3歳前後になるとかなり集中して遊べるようになり、200ピース全て使って積み上げることも増えました。

また、大人が関わるとキリンやポットなど難易度が高いものも作りあげるようになり、作品の質が1段階上がったなと思います。

ちなみに、直近で面白かったのが、カプラで炭火焼をする部分を作成し「焼き鳥屋さんごっこ」をしていました。3歳にしては渋すぎますが、子どもは発想力豊かです(笑)

カプラで作る「ポット」
カプラで作る「コップ」

現在の3歳と1歳の姉弟はカプラでコミュニケーション

現在我が家には3歳の娘と1歳の息子がいますが、二人揃ってカプラが大好きです。

3歳の娘は自分の背よりも高く積むことに一番夢中になっています。椅子やクッションを駆使して高いところまで手を伸ばし一生懸命積んでいきます。

また、他の積み木と混ぜておままごとに使ったりもしてごっこ遊びにも継続して使われています。

1歳の息子は大人が作ったものを壊したり、ドミノのように並べてから倒したりすると喜びます。

姉の影響からか、彼はまだ1歳ですが果敢に積み上げることに挑戦しています。時々姉が作ったものを壊して怒られていますが、そこは二人目。負けん気が強く全然めげません(笑)

ただ、不思議なもので娘も作り終えると「壊してもいいよー」と言ってくれるので話せなくてもカプラを通してコミュニケーションをとっています。これからも二人の遊びにカプラは活躍してくれそうです。

カプラジャパン正規輸入品。カプラジャパン製遊び方ガイドブック「KAPLAのまほう」付き(日本語仕様)

誕生日やクリスマスには「KAPLA®200J」がピッタリ

いかがでしたでしょうか。私がカプラと出会ったのは幼稚園教諭の免許を取得するために大学で学んでいた頃でした。

シンプルな板から生み出される様々な表現に心を奪われ、まだ結婚もしていないのに「自分の子供ができたらこれを買おう!」と心に決めたことを覚えています(笑)

まだまだ知育玩具としては認知度が低いかなと思いますが、非常に長く使える知育玩具ですので、購入を検討している方は参考になさってみて下さい。

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