「引き算の育児」とは

当サイトでは、子育てに奮闘中の親御さん向けにさまざまな育児情報を発信しています。そんな私たちの掲げるコンセプトは『引き算の育児』です。

現代は、物や情報で溢れかえっており、多くの人が何をどう選択したらよいのかわからなくなっています。特に育児に関しては『正解』がなく、何を必要とするか、何を大切だと感じるかは各々でまったく異なります。

子育てに関する情報をそのまま自分の家庭に当てはめたり、流されたりすると子育てが苦しく感じることがあります。本当に大切なのは、自分の家庭に合ったライフスタイルを見つけて試行錯誤していくことなのではないでしょうか。全ての子供に多様な個性があり、同じ家庭環境も境遇もないということを忘れないでほしいのです。

ここでは、当サイトの理念である『引き算の育児』という考え方の具体的な方向性をお話いたします。

情報過多の現代に重要な『引き算の育児』

引き算の育児とは、子育てにおいて不要な固定観念や価値観を、どんどん引き算していくという育児論です。

現代の親は、自分で子育てのハードルをあげすぎてしまっている部分があります。引き算の育児は、そのハードルをもう一度見直すための提案です。

引き算の育児には、具体的に3つのポイントがあります。子育ての信念として頭の隅に置いておくだけで、視野を広くもつことができるようになると考えています。

子供の個性・多様性を見つめる

年齢、性別、性格などをひとくくりにして『普通』という枠を作ってしまいがちなのが、現代の風潮です。人の性格はグラデーションのように広がっていますが、社会の秩序を守るために『平均値』が設けられている現状があります。普通という枠に当てはまらないと不安や焦りを感じ、自己コントロール力を失ってしまう親御さんは少なくありません。

ひとりとして同じ子供はいませんが、『普通』という枠にとらわれることなく常に子供と一緒に考えていくという姿勢を保っていけば大丈夫です。それぞれの子供の個性をどう捉えるかによって、親御さんの悩みや心の負担も軽減されていきます。

SNSやインターネット、育児書等の不要な情報を捨てる

SNSやインターネット、育児書からの情報も、現代の親御さんにとっての『迷い』や『不安』の原因となっています。SNSでは、他の家庭の生活スタイルが見えてしまうことや、交友関係の行き違いなども、不要なストレスの原因となります。
インターネット検索でも、さまざまな育児情報が閲覧できる時代。これからを生き抜く子供に何が必要か、という情報に目が行ってしまう親御さんも少なくないはずです。また、育児書も『専門家の意見』というだけで、安易に鵜呑みにする必要はありません。合わないものを無理に取り入れることはせず、心から共感できる情報だけを選択していけばよいのです。

もちろん、情報やインターネットを使った繋がりが増えることには大きなメリットがあります。しかし、その一方で「自分にとって不要な情報まで入ってきてしまう」というデメリットも意識していくとよいのではないでしょうか。

親自身の不要な『固定観念』を捨てる

子育てには、親自身の固定観念が大きく影響します。親自身が、幼少期に寂しい思いやつらい思いをして育ったり、条件付きの愛情しかもらえなかったりすると、その中で植え付けられた「恐怖」や「不安」といったものが、そのまま子育てに影響する恐れがあるのです。

そういった、自分の中の固定的な価値観や、愛情の錯覚などについても、今一度取捨選択をする必要があります。幼少期からの問題は、簡単に改善できるものではありません。しかし、親自身がフラットな状態で子育てをするためにも、自分自身の心のケアをしていくことが必要です。

また、子供に対する期待値を高く設定しすぎることにも注意していけるとよいです。「こんな子になってほしい」「もっとできるようになってほしい」という親御さんの願いを、不用意に押し付けないことも大切になります。「この子のために」と思うことが、本当に子供のためになっているかどうかはわからないものです。

あなたが大事にしていることは「誰のため」のものか?

大事なのは他の家庭や世間の一般論ではなく、家庭独自の考えや信念です。

子育てに対して熱心な人や責任感の強い人、真面目な人ほど、親としての自分への期待値をあげすぎてしまうことがあります。誰かに認められるためや、幸せな家族像を追い求めることにも、必死になってしまうためです。

・叱らない子育ての信念
・ワーキングマザーの増加
・家はいつもきれいに整理整頓する
・休日は家族でキャンプやスポーツなどでアクティブに活動する
・トレンドのママファッションを取り入れる
・早期の英語教育やプログラミング教育

自分たちの中で本当に楽しんでいることなら、どれも人生や子育てにおけるプラスアルファの要素になります。しかし「周囲に見劣りしないため」「現代の親はこうあるべき」という世間的な基準で選んでいるとしたら、それは本当に子供や家庭のためになっているかどうか考えてみる機会を設けてみては。

引き算の育児で、本当に大切なことに目を向ける

引き算の育児は、「あるべき姿を追い求めすぎて消耗する」のではなく「引き算して本当に大切なことに目を向ける」育児です。

親としてこうあるべき、という理想の姿を一度捨てて、本当に必要なものが見えるまで価値観の引き算していくのです。自分の中の価値観だけでなく、世間一般の『当たり前』に対して疑問をもち、自分なりの考えを確立していくことも大切です。

「絶対に大事だ」「これは絶対にやらなければならない」と信じて疑わなかった価値観を引き算していくと、本当に大事なことが見えてくるだけでなく、親の心や体が本当に楽になります。

家庭の核となる本当に大切なことさえ押さえていれば、子供はちゃんと成長していきます。子供は親から教えられたことや与えられたことだけではなく、自分自身で考えながら成長する部分が非常に大きいのではないでしょうか。

私たちの提案によって、多様な子育てのあり方を今一度見つめなおす機会になれば幸いです。