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大学入学までにいくら貯蓄しとくべき?

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この記事を書いた人
チル【刺繍作家・Webプロデューサー】

当サイトの運営プロデューサー。育児と仕事の両立のため事業を立ち上げています。大切なことに目を向ける【引き算の育児】を提案。二人の子供を育てながらWebサイト運営、Webサイトコンサルを行い、当サイトでも情報発信をしています。また刺繍作家としてハンドメイド作品の販売も行っています。

前回の記事では、お子さんが高校入学までに貯めておきたい金額、そして貯蓄の方法やコツなどを併せてご紹介しました。今回は大学の入学から卒業までにかかる金額とどのぐらい貯蓄していけばいいのかをご紹介します。

前回の記事でもお伝えしたとおり、具体的な貯蓄額が分からないと準備のしようがありません。まずは明確な目標金額を設定していきましょう。

【復習】
▼教育費の貯蓄目標を決める前に考えたいこと。
教育費貯蓄の目標金額を設定する前に、お子さんの大まかな進路希望やご家庭の将来像などをおおまかにイメージする必要があります。貯蓄額がたくさんあると、選択肢も一気に広がり、万が一のときの蓄えを確保しておく必要もあります。教育費だけでなく、部活にかかる費用やどんどん増える食費、大学での下宿費用など、上をみるときりがありませんよね。ストレスなく、無理のない貯蓄計画を立てるためにも、お子さんがどんな進路を希望しているか、またご両親がどんな将来像をイメージしているのかはっきりさせましょう。

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子供の教育資金、大学入学までにトータルいくら必要?

子供の教育費は短期間で大きなお金が必要になるライフイベントです。ひとことに子どもの教育費といっても、私立大学と公立大学では大幅な差があります。では私立大学と公立大学では、どのくらいの差があるのか?まずは大学に払う費用だけ見ていきます。

国立大学:240万円(4年間)※1

私立大学:544万円(4年間)※2、※3

できれば上述の金額は、子どもが受験を迎える前にそろえておきたいです。余裕を持ってみると国立大学に進む場合は300万円、私立大学の場合は600万円ですから、理想は子ども1人につき600万円、最低でも300万円を目標に、コツコツと教育費を貯める必要があります。

尚、これは子ども1人当たりの金額です。お子さんが二人いらっしゃる場合は人数分の貯蓄が必要となります。例えば兄弟の年齢が近く、大学期間がかぶっていると、かなり大きな出費となります。

大学入学時にかかるお金は、年間授業料だけではありません。

学校に通い始めると、一人暮らしの仕送り、部活の費用、など更なるお金が発生してきます。仮に月10万の仕送りをするのであれば4年間で一人当たり480万円が必要となります。二人なら960万円となります。

大学入学、18歳までに730万円程度の貯蓄!

それぞれ家庭の収入や生活状況にもよりますが、やはり大学入学時、18歳までに730万円の貯蓄ができていれば問題ないでしょう。もちろん、少ない貯蓄でも入学自体は可能です。絶対に730万円貯めておかなければならないという断定的な数字ではないことをご理解ください。

子供の教育資金の貯蓄方法のコツ

教育費を無理なく貯めていくには、年間の教育費目標を立て、長期的にコツコツ準備していく必要があります。
小学校入学ごろから徐々に準備していく想定で、貯蓄例を挙げてみましょう。

8歳~18歳までの10年間で、730万円貯めるには1年間で73万円の貯蓄が目標となります。 月々に換算すると1ヶ月6万円です。

500万は大学での学費に使い、残り130万を毎月の仕送りにつかいます。4年間で130万を切り崩すと4~5万円程が使えます。そうすることで毎月の仕送りの負担を軽減することが出来ます。

毎月教育費に月7万円を貯蓄に回すのは厳しいようであれば、事前に積立をすることをおすすめします。我が家は二人いるため早期に教育費の貯蓄をはじめました。

長期で教育費を貯めるおすすめの方法

教育費をためるための我が家の戦略をご紹介します。教育費は短期間で大きなお金が必要になります。二人いれば1720万円が必要になります。果てしない金額のように思われますが、時間をかければちゃんと貯めることができます。教育費は二通りのお金の持ち方をします。現金と投資信託です。

現金で教育費を貯めることで、子どもの急な出費があった場合対応できるようにします。子供が0歳から始めれば高校入学までに「1万貯金×12カ月×16年=192万円」貯めることができます。公立の高校であればこの貯金だけでほぼカバーすることができます。

もうひとつが投資信託で教育費をためる方法です。投資信託で持っておけば運用で増えていきますので、プラスαのお金を貯めることができます。これを使って大学に向けた資金を作ります。

もし子供が0歳から投資信託での運用をするのであれば、毎月積み立てる金額は一人辺り25,566 円です(※年利3%で計算)。家計の負担も少なくてすみます。

もちろん投資信託は金融商品ですからリスクも存在します。不安な方は現金で貯める割合を増やし、将来に備えるという方法もあります。

教育費を貯めるのに絶対必要なこと

最後にお伝えするのが、お金を貯めていくうえで絶対に必要なことをです。

それは「出費を減らすこと」です。

生活が苦しくなるほどの倹約は長続きしませんし、何より楽しくありません。

固定費をとことん下げることが必要なのですが、大きな固定費だと家賃やローンなどがありますが、これは引っ越しをしない限り減らすことが出来ません。電機会社なども買えたとしても年間で数千円程度の節約にしかなりません。

そこでおすすめしたいのが携帯・スマートフォンの乗り換えです。今おすすめできるのは楽天モバイル です。プランなどにもよりますが2~3千円程安くなります。我が家でも夫婦で乗り換えて年間数万は節約できています。

家庭によって目標金額は変わってきます。まずは家族で話し合いと、固定費を下げるところから始めてみませんか?

参考データ
※1:私立大学等の平成28年度入学者に係る学生納付金等調査結果について
http://eic.obunsha.co.jp/pdf/educational_info/2017/0818_1.pdf
※2:平成28年度子供の学習費調査の公表について(報道発表資料)
https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa03/gakushuuhi/kekka/k_detail/__icsFiles/afieldfile/2017/12/22/1399308_1.pdf
※3:29年度 学費平均額|旺文社教育情報センター
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shinkou/07021403/1399613.htm

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