人生の一大イベントである出産を終え、ふと頭をよぎるのは仕事のこと。今後のキャリアをどうすれば良いのか、迷いますよね。
わたしは結婚を機に退職していましたので、もとの仕事に戻るのか、別の仕事に就くのかで迷いました。
結局選んだのは、今のフリーランスとしての仕事です。1年半ほど前、月収5千円ほどからスタートしましたが、現在の月収は約10万円。着実なレベルアップが可能です。
今回は、個人で開業するメリットや、開業の手順について紹介します。
仕事と育児の両立が難しい理由
休職中であれば、休職期間を終えて復職することも可能です。ところが、時短勤務にした方が良いのか、残業になった場合どうするのか、子どもが体調不良のときに休めるのかなど、不安なこともたくさんありますよね。
それに加えて、一から仕事を探すとなれば、パート勤務にするか正社員をめざすか、保育所に預けることができるのか、どうやって求職活動を行えば良いのかなど、ハードルはさらに高く感じられます。
両親と同居していたり実家が近かったりして頼れると助かりますが、日常的に頼れる人がいないママも多いはず。家事の負担を減らすことも難しく、ストレスを抱えることになっては毎日が辛くなってしまいます。
数か月単位ではなく年単位で、長く仕事が続けられるように、なるべく無理のない計画を立てることが大切です。
個人で開業するメリット
わたしは現在、フリーランスのライターとして活動していますが、この仕事を選んだことにはいくつかの理由があります。
- 未就園児がいて、働きに出ることが難しい
- 実家が遠く、日常的に頼れない
- 家事や育児にも全力で取り組みたい
- 子どもが帰宅するときに「おかえり」と出迎えたい
仕事や家事、育児に対する考え方は人それぞれです。「仕事に全力を注ぎたい!」と考えるママも増えていますが、わたしのように「家事も育児もやりながら、可能な範囲で収入を得たい」と考えているママはフリーランスの道も検討してみてください。
▼フリーランスの多くのメリット
・通勤時間ゼロで、天候も関係なし
・作業時間帯が自由
・仕事量が自由
・園行事や学校行事に参加可能
・仕事が評価されればキャリアアップ可能
・開業届を出せば保育所に通える
フリーランスでの活動は、基本的に在宅ワークです。一部案件には、取材や対面での打ち合わせが求められますが、どうしても無理な場合は完全在宅で行える仕事だけを選べばOK。通勤時間ゼロ、雨でも雪でも家で落ち着いて仕事ができます。
一番うれしいのは、案件ごとの納期さえ守れば、作業時間帯も曜日もとにかく自由な点。
「土日は休みたい」「明日の参観日に行きたい」「旅行で3日家を空ける」など、どんな理由で休む場合でも、上司に申請したり代わりのスタッフを探したりする必要が一切ありません。対人関係のトラブルに巻き込まれるリスクもぐっと低くなります。
また、自治体により指定書類は異なりますが、開業届のコピー等を提出することで、保育所の利用も可能です。環境さえ整えば、在宅ワークで正社員並みの収入を得ることも夢ではありません。
開業は簡単にできる
ここで気になるのは、「開業って大変?」ということ。実は、開業の手続きはとても簡単。税務署に「開業届」を出すだけでOKです。
開業する最大のメリットである青色申告に変更するための「青色申告承認申請書」も忘れずに。書き方はネットでも調べることができますし、直接税務署に行って教えてもらうこともできます。
もちろん、開業すれば確定申告などの実務処理は必須。開業に際して不安がある場合は、事前に相談に乗ってもらうことができますよ。
税務署はもちろん、地域の商工会議所が開いている相談会に参加すれば、税理士さんに相談に乗ってもらえます。一度問い合わせをしてみてください。
開業支援のサービスはたくさんある
前項で話題に出した確定申告ですが、「弥生会計」という会計ソフトを使えば、初心者でも確実な確定申告が可能です。説明も親切で、直感的で分かりやすい操作が魅力。「やよいの白色申告オンライン」「やよいの青色申告オンライン」を紹介した記事がありますので、読んでみてください。
また、フリーランスを始めるときに一番心配になるのが、「どうやって仕事を得るの?」ということではないでしょうか。
近年、クラウドソーシングサイトがいくつもでき、初心者でも仕事の受注が可能です。中でもおすすめなのが、国内最大級のクラウドソーシングサイトである「ランサーズ」。登録の手順や仕事獲得の方法を分かりやすくまとめた記事がありますので、こちらもぜひご覧ください。
自分にぴったりのバランスで、仕事と育児を両立させよう
以上、個人で開業するメリットや開業の手順、おすすめのサービスを紹介しました。
自宅で子育てと両立させながら、無理のない範囲で仕事を始めてみませんか?初めは週に数時間から。慣れてくれば週3日、5日…と作業日を増やしていけば大丈夫です。
もし疲れてしまったら、仕事を調整して少し休む方法も。単発契約のフリーランスだからこそ、自由な働き方が叶います。あなたにぴったりのバランスを探してくださいね。