子どもの成長は早く、3歳にもなると自己主張が盛んになってきます。イヤイヤ期と言われるものです。
個人差がありますが1歳~3歳頃に必要な成長過程です。芽生えてきた自分の考えや気持ちを、外に出して表現するのは非常に大切なことですが、着替えや普段着る洋服にも、はっきりとしたこだわりが現れることがあります。
自然なことではありますが、大人にとっては困ってしまう事態になることも。
なぜイヤイヤ期は新しい服を着ないのか
新しい服をいやがる理由は子どもによってまちまちです。色々な相談などを見てみると十人十色で全く同じ状況という人はほとんどいません。
- 新しい服は首が小さくて嫌だ
- 新しい服の首、裾、タグなどがチクチクする
- 新しい服の色が好きじゃない。
- 今日着ようと思っていた服と違う
- 親が決めた服を着るのが嫌だ。
- いつもと同じ服しか着たくない。
- お友達と同じ服が着たい。
様々な理由はありますが、本当かどうかはわかりません。ただ「とにかく新しい服は着たくない」という意思表示は確かなので、まずそれに共感しましょう。
着たくないという意思を理解した上で、どうして着たくないのかな?と優しく聞いてみてください。
3歳頃からは自分で着たい服がでてくるのは当たり前な流れです。むしろ順調に自我が育っていると思うくらいにしておきましょう
イヤイヤ期に服着ない時は、自分で決めさせる
そうなれば次は「自分で買う服を決めさせる」ということをチャレンジさせてみましょう。子どもは自分で選んだ服は、進んで着ます。
ほとんどの場合いやがることはありません。もし服を買い足したいのであれば一、二枚だけ選ばせるのも有効な手段です。
例えば「ズボンは◯◯君が一枚選んでね。それに会うシャツをお母さんが探すね」など、一緒にコーディネートを考えて買う雰囲気にしてあげれば問題ありません。
怒ってまで新しい服着せなくていい
また子どもからすれば、新しいものを着て欲しいというのは親目線の話です。子どもからすると必要の無い事なのです。
穴の空いたズボンや靴下、シミのついたシャツでも子どもからすればお気に入りの服なのです。
大人は新しいものを着るという義務があるわけではないので、何か着てればいいと思えば大丈夫です。
イヤイヤ期に服着ないのは、いつかは終わる問題
保育園に行くようになれば友達から指摘されることもあります。子どもは恥ずかしい思いをしますがそれも経験です。
むしろ早いうちに「他人からどう見られるか」の重要性に気づきます。そうするとあっという間にこだわりが消えます。
親に言われるのと友達に言われるのでは意味合いが違うのです。子どもは子供なりに周りから学びます。親はその度に相談しながら一緒に成長していければいいと思います。