子どもが習い事をしたくないと言い出した。通い始めてまだ半年もたってないのにどうすればいいのか。
頑張って通わせるべきか、子どもの言うことも聞いてすぐ辞めさせるか。習い事は様々あります。水泳、サッカー、バレエ、ダンス、英会話、そろばん、習字、公文などなど。
習い事は教育費の中でも高い金額を使います。子どもが大人になった時、役に立つように学ばせたいと考えます。
ですが子どもはそんな想いは通じず、勧める習い事に関心を示さない事も多々あります。
私も小さい頃は塾や英会話に行き、大人になって水泳コーチとして教室で子ども教えていたりしました。
現在でもバレエ教室で経営補佐をしたりと様々な形で子ども達と触れあってきました。そんなときはどのように対応すべきか、保護者の方に参考にしたいただきたく情報をまとめました。
子どもが習い事をしたくないのは今だけ?
「お稽古に行きたくない。」
「練習したくない。」
習い事をしている子どもであれば一度は言ったことがあると思います。習い事を続けていれば、気分が乗らず行きたくないという日もあります。大人だってすべての人が毎日楽しく仕事に行くわけではありません、それと同じです。子どもが行きたくなくなる理由は様々あります。
- 他に興味が移る。
- 親が見てくれない。
- 壁にぶつかる
- 教室との相性がよくない
子どもが何が面白くなくて行きたくないのか。行きたくない気持ちが、一時的なことなのか、もう通いたくないのか、は子どもとお話して確認することをおすすめします。
習い事は誰のためにやっているのか。
ここからは習い事をする意味についても少し考えていきたいと思います。
まず習い事を始めようと思ったきっかけはなんだったでしょうか?
- 子どもが言ったから?
- 早期教育に良いと聞いたから?
- 自己肯定感を高めたいから?
- ママ友のおすすめで?
様々きっかけはあったと思いますが、子どもの事を考えて決めたでしょうか?もしかして「主体性の高い子に育って欲しいからサッカーを始めさせました」というように親の考える理由だったりしませんか?
子どもはこの意図を敏感に感じとります。そうやって始めた習い事はモチベーションも上がりませんし、長続きもしません。実際一年程度で辞めていく方がほとんどです。
悲しいことに自分がやりたくない習い事に、無理矢理連れてこられる子どもはたくさんいます。
そのまま続けると「自分から行動して何かを達成する」という自己実現が苦手な子どもになりがちです。
保護者の方のなかには「昔習っていて良かったので娘にも習わせたい」「私は通えなかったけど子供には色々なことを体験して欲しい。」という方が結構な割合でいらっしゃいます。
子どものためなのだから、多少嫌がってもやらせると言う考え方は一昔前の考え方です。
マイナスのモチベーションで通っている習い事はたいした成長をしません、それよりは、もっと子どもが伸びることができる事に時間とエネルギーを投資することが大切になります。
やりたくない習い事は、やる必要ない
親としては「子どもに何かを学んで欲しい」と言う想いから習い事を始めたと思います。
ですが子どもが最大限学びを得るために「習いごとは子どもの得意分野を見つける」という考え方をすると、親子で共通の目的を持つことができます。
後述しますが特に早期教育では学んだことよりも「何を体験したか」がとても大切になります。
子どもがレッスンなどを楽しんで、自分で考えて行動して、成功や失敗を沢山繰り返す所に学びがあります。
もちろん子どもにとってなにが楽しいのか、得意なのかは違います。ですので10人いれば10の正解があります。どの習い事が一番良いかは子供によって違うのです。
周りの子がスイミングに行っているからが理由で通わせるのは間違ってます。泳げないと小学校の水泳で困るから無理やり通わせるのも違います。
子どもが何に興味があるのか、何ならやってみたいと思うか、それを見極めてきっかけ作りをするのが親の力の見せ所です。
子どもにどうなってほしいではなく、子どもが何がしたいか、そして正解は子供の中にしかありません。
「体験」で子供は成長する
先程もお伝えしていますが、早期教育は子どもが体験することが重要です。実は英語などを学んだとしても、10歳前後になると、消えてしまうという事がわかっています。
ですので子どもの為といって、知育教室や学習塾に早くから入れたからといって、良い成長が得られるというわけではありません。
大切な「体験」というのは成功と失敗の繰り返しです。好きな事は熱中しながら試行錯誤を繰り返します。
その集中した繰り返しが地頭を鍛えていき、自己肯定感を高めていきます。嫌々やってることであれば、そんな試行錯誤できませんよね。大人でも同じことです。
集中した反復行動が子どもの学びを促進します。そのなかで少しずつ読解力がついたり、理解力、などがついてくるのです。
ですので親がすべきは「子供自身が体験するためのきっかけ作り」です。無理やり誘導するのではなく、自発的に選ぶようにすることが大切です。
やらせるべき習い事はなにかと考えるのではなく、子どもが熱中できるものはなにかを考えて、体験教室などに顔を出してみましょう。
まず試してみたいのであれば過程で実施できる、通信教育やロボットプログラミングもおすすめです。
家庭環境に合わせて取り組みやすく、辞めることにも抵抗感はありません。
子どもの発達にあわせたカリキュラムとなっていますので幼児期~小学生には特におすすめです。