子どもに習い事をさせない選択。メリットと注意点

子どもに習い事をさせない選択。メリットと注意点

小学生になると、習い事をしている子どもの割合がぐんと伸びます。その中で、「子どもに習い事をさせない選択」をする家庭もあります。習い事をしないと、こどもの成長に悪影響があるのでしょうか?習い事の代わりに家で取り組めることはあるのでしょうか?
今回は、子どもに習い事をさせないメリットと注意点を紹介します。

子どもに習い事をさせないメリットとは?

「習い事をさせない」と聞くと、まずデメリットが思い浮かぶかもしれません。「子どもの教育にお金をかけたくないの?」「特別な体験をさせてやりたくないの?」「習い事は小さい頃から始めないと意味がない」など、ネガティブな印象が多くあります。
ところが、習い事をさせないメリットももちろんあります。まずは、あえて習い事をさせないメリットを考えてみましょう。

費用がかからない

習い事の月謝は、およそ4,000円~8,000円程度。入会金等を考慮すると、年間50,000円以上は必要になると考えられます。この費用を抑えることで、旅行へ行ったり知育玩具を購入したりすることが可能になります。子どもの見る世界を広げるために使うほか、将来を見据えて貯蓄するのも良いでしょう。

日々の生活にゆとりがもてる

多くの子どもたちは平日の夕方に習い事をしています。そのため、学校から帰ると慌ただしく用意をして習い事へ出発、帰宅後はすぐにご飯を食べて学校の宿題…と、タイムスケジュールはびっちりです。近年、「子どもが多忙過ぎる」という声が挙がっています。学校から帰った後はおやつを食べたり、丁寧に宿題をしたり、本を読んだりすることも大切なのです。公園などで友だちと遊び、コミュニケーション能力を身につけるのも良い時間の使い方です。子どもの性格や環境に合わせた生活が可能になります。

宿題や練習でイライラすることがない

学習系や音楽系など、家庭での宿題や練習が必要になる習い事も少なくありません。学校の宿題と別に取り組まなければならない課題があるというのは、子どもにとってもパパママにとってもストレスになる可能性があります。特に習い事をいくつも掛け持ちしていると、家で課題に取り組む時間がなく、どれも中途半端なまま…となってしまうことも。習い事をしないことで、家庭での時間にゆとりをもたせることが可能となります。

次項からは、習い事をしない場合の家庭での過ごし方や、子どもへの働きかけについて考えます。

親子の時間を大切にする

習い事をせずに家にいる間、子どもを放置してしまっては何も学びがありません。「ぼーっとテレビを眺めて過ごす」「ずっとゲームをしている」というような状態が毎日続くようなら、その子はなにか習い事を始めた方がいいかもしれません。逆に、「家庭学習に取り組む」「工作に挑戦する」「公園でたくさん体を動かす」など、有意義な時間の使い方ができるようなら、無理に習い事を始める必要はないでしょう。
子どもが自分の時間をどう使うかは、親からの働きかけによって変わります。一緒に課題に取り組んだり、新しい発見を探したりしながら、親子の時間を大切にしてください。

なるべく多くの体験をさせてあげる

習い事は、子どもの世界を広げる手段でもあります。学校と家庭以外にも自分の居場所があることが、時にこどもの心の支えになります。習い事をしない場合にも、子どもの世界はどんどん広げましょう。休日は長期休暇にはさまざまな場所に出かけ、多くの体験活動を行うのがおすすめです。自然の中でのアクティビティや美術館での鑑賞、史跡めぐりやスポーツ体験など、「興味をもたないかもしれないな」と思うことにも挑戦してみるのがポイントです。意外なことに興味をもち、新たな世界が広がるかもしれません。

周りの意見に左右されない

習い事をしない選択をする上で最も重要なのは、周りの意見に左右されないことです。「やりたい習い事がない」「家での時間を大切にしたい」など、理由は家庭によってさまざまあるでしょうが、その事情は親子で共有しておきましょう。
「みんなやっているから」という理由で始める習い事は長続きしません。子どもが心から興味をもつことができ、挑戦してみたいことができるまで、あたたかく見守りましょう。そして子ども自身も、自分が本当に興味がある物事は何なのか、しっかりと見極める目をもつ必要があります。

ひとつの考え方に固執せず、子どもに合わせた対応を

以上、子どもに習い事をさせないメリットと注意点を紹介しました。
周りの目を気にして無理に習い事をする必要はありません。ただ、ピアノやバレエ、サッカーや野球など、習い事として取り組まないと挑戦できないことがあるのも事実です。ママやパパのフォローでは難しいものに子どもが興味をもった場合は、習い事を始めることも選択肢に入れてください。ひとつの考え方に固執することなく、柔軟な対応を心がけましょう。