子どもが落ち込んでいるときの接し方。流れに沿った5つの対応

子どもが落ち込んでいるときの接し方。流れに沿った5つの対応

ひとつの悩みもなく、なんでもママに話してくれていた幼児期。ところが、小学校に入学して、中学年、高学年と進むごとに、ひとりで悩みを抱えることも増えていきます。
子どもが悩み、落ち込んでいるときにはどう声をかければいいのでしょうか?ママがしてあげられることは何でしょうか?
今回は、子どもが落ち込んでいるときの声のかけ方を紹介します。

まずは静かに見守ることも大切

「子どもが学校から暗い顔で帰ってきた」「友だちと遊んだあとなのに、浮かない顔をしている」というとき、思わず「どうしたの?」「なにかあったの?」とすぐに声をかけたくなりませんか?子どものことを大切に思うからこそ、心配になるのも当然です。
ところが、子どもが落ち込んでいるときには、ある程度の「見守り」も大切。子ども自身の力で、落ち込んでいる原因を探ったり、気持ちを切り替えるスイッチを見つけたり、次に起こす行動を考えたりするきっかけになるからです。心配したママがすぐに声をかけてくれる状況が続くと、子どもは、落ち込みから回復するきっかけを他者に求めるようになってしまいます。「落ち込んだ顔をしていたら誰かが慰めてくれる」「次にどうすればいいか、誰かが教えてくれる」と受け身になることで、落ち込んだ気持ちを上手く自己処理できなくなってしまうのです。
子どもが落ち込んでいるなと感じたら、まずは少し見守りましょう。落ち込みが深い場合や、長期間続く場合には、適切な声かけで子どもの気持ちに寄り添ってください。

見守っても改善されなければ、軽く声をかける

落ち込みが長期間続いたり、食欲がない、眠れていないなどの気になる身体症状が現れたりしているときには、子どもが落ち込みから回復する手助けが必要です。子ども自身も、どうすればいいか分からず、迷いの迷宮にはまってしまっているのかもしれません。
まずはそっと寄り添うように「心配なことがあるの?」と聞いてみましょう。深刻過ぎないように軽く声をかけるのがポイント。原因に心当たりがある場合は、「学校でなにかあった?」「ケンカでもしたの?」と聞き方を変えても良いです。
ここで「なんでもない」「大丈夫」という返事だった場合は、まだ子ども自身で解決の糸口を探っている途中。引き続き見守りましょう。「うん、実は…」と相談をもちかけられたら、子どもの話を最後まで聞き切ることが大切です。思うところがあったとしてもこの段階では口にせず、まずは子どもが話し終わるまで待ちましょう。

子どもの話に耳を傾け、共感する

話し終えた子どもが一番求めているのは、「共感」です。子どもに共感を伝えるには、「辛かったね」「嫌だったね」「頑張ったね」など、「共感フレーズ」を使いましょう。悩んでいる子どもの気持ちを肯定し、受け止めます。
それと同時に、「ママも同じようなことがあったよ」「あなたの気持ち、よく分かるよ」と伝えてあげれば、悩みを抱える子どもも安心するでしょう。「悩んでいいんだ」「困るのは普通のことなんだ」という気付きが、子どもが再び前を向くきっかけになります。

前を向くためのきっかけを作る

子どもの気持ちにしっかり寄り添ったら、いよいよ落ち込みからの回復に向けた声かけをします。失敗したり思い通りにいかなかったりしているときは、「次はどうなりたい?」。友だち関係のトラブルを抱えているときには「あなたはどうしたいの?」など、先を見据えた考え方ができるように誘導します。このとき、つい詰問口調になったり説教を始めてしまったりすることがあるので、注意してください。先述した通り、子どもは自分の力で立ち直る練習が必要です。ママはその手助けをするつもりで接しましょう。

悩みを解決する手段を、一緒に考える

子どもなりの「理想」や「希望」が固まったら、それを達成するための手段を一緒に考えます。「どんなふうに勉強しようか?」「どうやって仲直りする?」と、具体的な行動に結びつけて考えましょう。このときも、あくまで子ども主体。ママはサポートに徹し、子ども自身で行動の内容を決めるように働きかけてください。
ときには、「クラスのあの子が苦手」「勉強がどうしても嫌」といった、解決が難しい悩みもあるでしょう。そのときは、「後3ヶ月でクラス替えだから」「志望校を変えようか?」など、子どもを励ましながら妥協策を提案します。もちろん、担任の先生はいつでも相談に乗ってくれますから、子どもの不安が強い場合には相談してください。

落ち込みもひとつの経験。捉え方次第で前向きに!

以上、子どもが落ち込んでいるときの声のかけ方を紹介しました。
落ち込んでいる子どもの姿を見るのは辛いですが、一度も落ち込むことがないまま大人になる子どもはいません。落ち込むことも大切な経験。そして、そこから回復する方法を習得するのはもっと大切な経験です。
まずは見守ることを大切に、子どもに寄り添った声のかけ方をしてください。