ワンオペ育児はどこから?基準を捨て、自分と育児環境を見つめるには

ワンオペ育児はどこから?基準を捨て、自分と育児環境を見つめるには

ワンオペ育児は、親がひとりで子供の世話や家事などを管理する状態のこと。夫が激務の場合や、協力的でないときなどによく使用される言葉です。

ワンオペ育児は、育児ノイローゼやうつなどにも発展する問題。しかし、このワンオペ育児を「どこからどこまでのことを言うの?」と疑問に思っている方がとても多い印象を受けます。

今回は、子育てのつらさと向き合うための「ワンオペ育児はどこから?」という線引きについてのお話です。

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ワンオペ育児ができる人とできない人の違いって?

ワンオペ育児というワードに対して「大変だよね」「私もつらさがわかる!」という声を多く聞く一方で「ワンオペ育児なんてみんなやっていることでしょ?」「私なんてワンオペで3人育ててきたわよ!」という厳しい意見もあります。

こうして意見が割れたり、1つの基準を巡って批判が飛び交ったりする現代。どこからどこまでがワンオペ育児なのかという基準にこだわるのはやめましょう。

その理由は、人の性格や生活の微妙な違いが無数にあるためです。詳しい理由を以下にまとめています。

ワンオペ育児の環境は無数のパターンがある!

母親ひとりで子供を長時間面倒見る「ワンオペ育児」の中には、さまざまなパターンがあります。例えば…

・育児に参加する時間は少ないが、ねぎらいの言葉をかけてくれる夫がいる
・普段はワンオペだけどいざとなったら頼れる実家や知人がいる
・ワンオペだけど、ママ友や親せきなどと同じ悩みを共有できる
・ワンオペで、夫も冷たく、心を許せるママ友などもいない人

子供をひとりで長時間面倒みている、ということは共通していても、息抜きできる場所があったり、共感してくれる仲間がいたりすればワンオペ育児でもなんとかやっていけるものです。

しかし、まったく頼れる人がいない上に、気を許せるママ友もいない、夫も無理解で冷たい、両親との関係が疎遠であるなど、人によって状況は千差万別です。

母親の性格も、人それぞれ

同じワンオペ育児でも、母親の性格は母親の数だけ違います。例えば、細かいことは気にしない肝っ玉母さんと、小さなことが気になって考えすぎてしまう繊細なママとでは、育児に対して「つらい」と思う基準が違います。

同じ生活をしていても、前者の方が心にゆとりがあり、後者は悩みを抱えがちになります。どちらが正しい、間違っているということは決められません。みんながみんな、大らかな肝っ玉母さんになれるわけでもないし、なれといっても難しいものです。
このように、例え同じ生活でも全く違う人がやっているため、そのつらさの体感レベルは違って当然なのです。

心の微妙なバランスを崩す瞬間は、人によって違います。何がつらいと思うかは、それぞれが決めること。例えば、こうして「ワンオペ育児ってどこからなのかな…」と不安になって調べている段階で、あなたの心はすでに消耗しているのかもしれません。

ワンオペ育児アピールが嫌煙されることも?

このような流行の言葉は、言葉だけが独り歩きしている部分もあります。本当に大変で悩んでいる人がいる一方で、当たり前のようにワンオペ育児という言葉を使って話を盛り上げようとする人も目立ちます。大変さを周囲にアピールしたい人、自分が頑張っていることを周囲に承認してほしい人などが乱用する姿も目立ちます。本当に悩んでいる人は、声高らかに「つらい」とは言いません。言葉だけが独り歩きすることで、本当に厳しい状況にいる人が声を上げづらくなることも否定できません。

ワンオペ育児は甘え?できない自分を責めてはいけない

ワンオペ育児は甘えである……そんな意見や、悩みを目にすることも非常に多いです。あなたが甘えているか、極限まで頑張っているかは、自分にしかわからないことです。それを、流行ワードに対する一定の基準に当てはめて考えるのは、おかしなこと。
さまざまな環境があり、そしてさまざまな性格があります。家事育児への向き不向きや、それぞれの母親の育った環境までもが育児方法に影響を与えているのです。
それを総括して「ワンオペ育児は甘えだ!」「みんなやっていること!」なんて、批判することは誰にもできません。

ワンオペ育児はどこから?基準にこだわらずあなたの育児をして

ワンオペ育児はどこから?そんな基準にこだわればこだわるほど、あなたの心はつらくなります。この程度なら頑張れる、どのくらい大変な環境ならつらいと言ってもいい……そんな基準に振り回されてはいけません。
悩みやすい人は、ひとつひとつのことに真剣で、深く考えすぎてしまったり、不安を飲み込んでしまったりと、人よりもストレスを抱えやすい性格なのです。
まずは、ひとりひとりが違う人間、違う母親であることを理解しましょう。人と比較することや、一定の基準に惑わされるのではなく「自分がこれでいいと思える育児ができているかどうか」を考えてください。あるいは「自分にとって、今の状況や環境がつらいかどうか」にもっと目を向けましょう。