育児と向き合う

子供の友達への苦手意識克服法は?肩の力を抜いて見守ること

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この記事を書いた人
夏野 新さん【心理カウンセラー】

虐待防止や家庭環境についての専門家。心理カウンセラーの資格を活かしながら「妊娠、出産、育児」といった女性向けのサポートをするための情報を発信しています。2児の子どもを育てながら、2019年には自身の書籍「世界が変わる! アダルトチルドレンの自己観測」を出版し、悩みを抱えるご家庭への問題解決に尽力しています。

あなたは、子供の友達への接し方に悩んだ経験はありませんか?
他のママを見ていると、どんな子供にも明るくにこやかに話ができたり、笑わせたり、明るい雰囲気を作るのが得意な人って多いですよね。自分の子供は、生まれたときからずっと一緒。何もかも知り尽くしているし、何より可愛い。でも、他所の子供や、自分の子供の友達に対して、どんな態度やどんな話をすればいいか、必要以上に悩んでしまう人は多いのです。今回は、友達の子供との接し方、他所の子供の接し方のコツについて、一緒に考えてみましょう。

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人見知りママは、子供の友達にも人見知りしやすい!

人に気を遣いすぎてしまう人や、人見知りの激しい人は、相手が子供であっても、接し方に困ってしまうことがあります。逆に、相手が子供だと余計に肩に力が入って、上手く対応できないこともあるでしょう。

まずは、なぜ自分は子供の友達が苦手なのか、じっくり考えてみることも必要ですね。

1.子供に慣れていない

子供と接する機会が少ない人は、単純に他所の子供との会話ややり取りに慣れていない可能性があります。何事も最初から器用にできることと、できないことがありますよね。他所の子供への接し方も、接触の回数が増えるうちに自然に慣れていくこともあります。

2.頑張って子供の友達に好かれようとしてしまう

子供と接することに慣れていない場合、無理に盛り上げようとしたり、子供を喜ばせようと意識しすぎたりしていることがあります。相手が子供だというだけで「大人が頑張って場の雰囲気をよくしなきゃ!」と思ってしまうのです。

3.子供の友達のことをよく知らない

相手が大人でも子供でも、相手のことを全く知らないと話もしにくいですし、場の雰囲気も盛り上がらないものです。子供の友達に対しても同じで、何の情報もない状態では、どんな話をどんなふうに提供してよいか分からず、苦手意識が強まってしまいます。

子供の友達への接し方のポイント

子育てをしていれば、子供の友達が家に遊びにきたり、子供の友達から話しかけられたり、否応なく接点をもたければならなくなります。子供の友達と、楽しく、自然に接するために大切なポイントをお話します。

1.笑顔であいさつするだけでいい

子供の友達が苦手な人、他所の子供との接し方が分からない人は無理に話そうとしなくても大丈夫。子供は子供同士で話したり、やり取りしたりしていくうちに気分が高揚して、子供から大人の私たちに話しかけてくることがあります

子供の友達に威圧感を与えないためにも、笑顔でいることだけは忘れずに。特別な話題を提供しようと意気込む必要はありません。

2.子供好きな人と自分を比べない

子供が大好きで、子供の相手が得意な人を見ると「すてきだな」「あんなふうに子供と話したいな」と思うものですよね。でも、人には得意不得意があるものです。決して自分と他のママを比較しないで、自分に出来る範囲の対応をしていけばいいのです。変に悩んだり、無理をしていると、それが余計に他所の子供への苦手意識に繋がってしまいます。

3.自分の子供を通して会話する

子供の友達にへの苦手意識があるときは、自分の子供を通じて会話していくことから始めるのもよいですね。
「〇〇ちゃんといつも何して遊んでいるの?」
「〇〇くんのどこか好きなの?」
こんな風に、自分の子供を通して、他の子供のことを知り、情報を得ていきましょう。人見知りも、相手の情報をより多く仕入れて相手のことを知っていくことで改善することがありますよね。それと同じように、子供の友達のことを知りたいという気持ちから、交流のきっかけや広がりが生まれていくこともあります。

家でのルールや注意事項は伝えていく

子供の友達との接し方で難しいのは、家に遊びにきたときのルールや、お願い事を伝えることです。

・お片付けをする
・おやつは座って食べる
・帰る時間を守る

このような基本的なことも、子供同士が集まって盛り上がると守れなくなることがありますよね。
こういったルールやお願いごとは、自分の子供に事前にしっかり伝えておくとスムーズです。他人の子供を注意するのはとても難しいですが、子供たちのよい関係を今後も継続していくには、少し言いにくいこともしっかり伝えていくことが必要でしょう。

子供の友達に対して、無理に自分を作る必要はありません。

自分の苦手意識に悩んでしまう人は、頑張ろうと無理をすることで悪循環に陥ってしまうことが多いもの。子供の友達は、あくまでも子供の友達です。あなたが無理に場を盛り上げようと、悩む必要はありません。

子供の友達が家にきても、親である私たちは見守り役やお世話役です。一緒になって遊んだり、会話したりできたらとても素敵ですが、今すぐにできなくてもいいのです。
笑顔でそっと見守って、話しかけられたときはちょっと明るめに返事をしてあげてくださいね。

子供にとって、友達との関りは、親子関係の次に大切なものです。できるだけ、子供が同年代の友達と遊ぶ機会を与えてあげてほしいです。そのためにも、親御さんは決して無理をせず、できる範囲で見守るというスタンスでよいのではないでしょうか。

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